AMR活用事例:コンベヤ移載時の動作を動画で解説
工場設備と連携する製造現場向け自動搬送ロボット
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設備と連携するAMR
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AMRと設備間で移載
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コンベヤ付AMR
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停止位置精度向上
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自動充電
AspinaAMRは単なる搬送作業の自動化にとどまらず、搬送物の受け渡し(移載)を行う工場側の設備と連携させることで、工程全体の自動化をさらに推進できます。動画ではASPINAのデモンストレーション設備にて、ローラーコンベヤ搭載AMRと検査設備側のコンベヤ間で荷物を受け渡す連携動作を解説しています。
自動連携に必要な機器の例をご紹介
ここではコンベヤ搭載AspinaAMRと設備側コンベヤの間で移載を自動化するために必要な機器の一例をご紹介します。
- AspinaAMR
- AspinaAMRの背面に入力6チャンネル、出力6チャンネルのI/Oポートがあり、AMRが「目的の移載場所に到着した」信号をPLCに出力したり、PLCからの出発信号を受信して次の目的地に移動を開始したりします。
- AMR側PLC(プログラマブルロジックコントローラ)
- AspinaAMR、サブギガ無線機器、ローラーコンベヤ、荷物検知用センサなどと接続し、事前に組まれたロジックプログラムに従って各機器に信号を入出力します。
- Sub-GHz(サブギガヘルツ)無線
- 通称サブギガ無線と呼ばれる1GHzに満たない周波数を利用する、免許不要で使用可能な無線通信です。実用到達距離が長く、回折特性が良いため障害物にも強い特徴があります。これらの特徴を生かしてAMR側PLCと設備側PLC間の信号を無線で通信し、AMRが移載場所に到着したことを知らせたり、設備の工程が完了したことを設備から離れた場所にいるAMRに知らせたりする場合に用います。
- ローラーコンベヤと荷物検知用センサ
- ローラーコンベヤはPLCからの信号を受けて動作・停止します。センサはローラーコンベヤ上の荷物の有無を検知してPLCに信号を出力します。
- 設備側PLC
- 設備側PLCでもサブギガ無線、ローラーコンベヤ、荷物検知用センサを用いてAMRとの荷物の受け渡しを制御します。また協働ロボットのコントローラと接続して、移載完了信号を出力して協働ロボットの作業を開始したり、協働ロボットの作業完了信号を受信してAMRを移載場所に呼び出すプログラムも実行します。
ASPINAデモ設備のご見学やデモのご依頼
ASPINAでは、ローラーコンベヤ間で荷物を受け渡すデモ設備を本社工場にご用意しています。設備の見学や操作体験のご相談を随時承っていますので、お気軽にお問い合わせください。