"新ブランド戦略"でシナノケンシが変わる ロボット・医療・福祉・高速通信分野などで"モータ技術をベースとした「動き」のソリューション"を加速

プレスリリース

2019年6月13日

シナノケンシ株式会社

シナノケンシ株式会社(以下シナノケンシ・代表取締役社長 金子元昭)は、ロボット・医療・福祉・高速通信分野などで、ポンプ・ファン・減速機付きモータなどを使った問題解決力と提案力をいっそう高め、"モータ技術をベースとした「動き」のソリューション"を加速する「新しいコーポレートブランド」について発表します。

発表趣旨

産業機器・家電・住設・自動車・医療・福祉分野などでモータやモジュールを開発・生産するシナノケンシは、昨年、創業100周年を迎えましたが、次の100年に向けて、新しいブランドを立ち上げます。シナノケンシは、ロボット・医療・福祉・高速通信分野などで、ポンプ・ファン・減速機付きモータなどのモジュール提案を通して、設備・機器メーカーへの問題解決や技術提案="モータ技術をベースとした「動き」のソリューション"をさらに加速します。

新しいコーポレートブランドは『ASPINA』(読み方:アスピナ)。長期成長戦略のひとつであるグローバル市場への展開に向け、広く世界中の関連業界や新規事業や製品を創出しようとする潜在顧客への認知度向上を図ることを目的としています。シナノケンシという社名は変更しませんが、社外向けにグローバルに発信するコーポレートブランドは、『ASPINA』を統一ブランドとして使用することになります。

「新しいブランド『ASPINA』は、『世界中の人びとの希望と快適をカタチに』というミッションのもと、お客様と一緒になって徹底的に考え、当社の技術を活かして、発想とソリューションで新しい製品や事業を実現することを目指しています」と金子元昭代表取締役社長。

想定するおもな市場は、生産工場だけでなく暮らしへの浸透も始まっているロボット分野、高齢化社会への課題解決につながる医療・福祉分野、今後市場の拡大が予想される5G高速通信関連分野で、グローバルな営業活動を通して、更なる社会への貢献につなげたいと考えています。
具体的な想定顧客や市場には、新規事業を立ち上げようとするスタートアップ企業をはじめ、産業分野でのロボットハンド・自動化や行動アシストロボット分野、コンプレッサー等を利用した医療・福祉機器分野、産業用ドローンやモビリティ分野、さらに高速通信分野でのサーバー冷却用途、工場や家庭向けポンプ・ブロワ機器分野、省エネ化が進む家電分野、車載用空調・冷却・電動システム分野、などがあります。

シナノケンシでは、今年9月から新ブランド『ASPINA』を利用したグローバル展開を開始し、秋の各種業界向けの展示会等で積極的なPR活動を順次進めていく計画です。

新しいコーポレートブランドとメッセージ

ASPINA Engineered to Inspire

変革を起こすパートナーとして
紡ぎだされた発想に息吹を与え、
世界中の人びとの希望と快適をカタチに。

ASPINAは、一世紀の時を超えて
熱意と共に挑みつづけます。

(英訳)
After 100 years,
ASPINA aspires to partner ideas and solutions
that shape the world of tomorrow.

ASPINAの由来

SPIN をA で囲んでいます。SPIN は、シナノケンシの始まりであるSilk Spinning(絹糸紡績)やモータのSpin(回転)を意味し、A級の製品を、お客様と一緒に紡ぎだすブランドであることを表しています。
また、英単語のAspire ともかけており、「熱望する、切望する、熱願する、目指す、志向する」という意味を込めています。

ロゴ
全体を太く力強いロゴにしており、難題に立ちむかい、課題を解決するASPINA の姿勢を表しています。P にダイナミックな動きのあるカーブを使用し、SPIN の意味をロゴにも込めると同時に、新たな価値を紡いでいく姿勢やものづくりへの熱い探求心も込めています。また、濃紺のカラーは、洗練さや思慮深さ、品質の高さを見る人に印象づけます。
スローガン
ASPINA には、「世界中の未来を動かしていくこと(=Inspire)を技術で実現したい(=Engineered)という想いが込められています。パートナーとともに、実現化や向上に努めることを伝えるメッセージです。
メッセージ
ミッション、提供価値、パーソナリティから文章を構成し、ASPINA ブランドが持つ価値を情緒的に伝えると同時に、ASPINA という新しいブランドが、100年以上の歴史の積み重ねの上で誕生したブランドであることを付け加えています。また、ASPINA にかけられているAspire の意味を込め、「熱意と共に挑みつづけます」と締めくくることで、未来志向でありながらお客様とともに発展していくブランドであることを表しています。

ブランドカラーについて

ブランドには、カラーに込めた思いや意味づけがあります。ASPINAでは、濃紺をメインカラー、オレンジをサブカラーとして、ブランド展開をします。
濃紺では、これまでもシナノケンシで強みとして培ってきた「洗練さ」「思慮深さ」「堅実さ」「まじめさ」や、品質の高さを印象づけ、オレンジではこれからさらに強みとしていきたい「アクティブさ」「スピーディーさ」を表しています。

(上画像)ブランドカラーを使った展示会ブースのサンプル画像

9月以降の展示会について

今年9月以降に『ASPINA』を掲げて出展する予定の展示会。

関西機械要素技術展(日本) 10月2日~10月4日
2019年中国国际公共安全博览会(中国) 10月28日~10月31日
COMPAMED (MEDICA)(ドイツ) 11月18日~11月21日
SPS(ドイツ) 11月26日~11月28日
国際画像機器展2019(日本) 12月4日~12月6日
2019国際ロボット展(iREX)(日本) 12月18日~12月21日

ブランド特設ページをオープンしました!

新しいブランドの背景やネーミングの由来なども、特設ページの中で紹介しています。

補足資料

1. 『世界中の人びとの希望と快適をカタチに』

ASPINAが描く世の中は、世界中の人びとが「希望」と「快適」を感じながらつながっている姿です。
この「希望」とは、世界中の人びとが抱く"明日への期待"であり、この「快適」とは、世界中の人びとが望む"快活で安心な未来"です。
私たちは、ASPINAというブランドを通して、「希望」と「快適」をカタチにしていく、つまり"モノづくり"で実現する...という、私たちだからできる役割を担っています。この「ミッション」は、シナノケンシグループの全員が同じ想いとして共有する"出発点"そのものなのです。
(ブランド内容をおもに社内向けに説明するためのブランドブックから―)

2. お客様とともに"紡ぎ出す"発想とは

「希望」と「快適」を人びとが感じられる世の中を、同じように目指そうとするお客様には、素晴らしい理想と、困難でも解決しなければならない課題とがあるはずです。それを徹底的に一緒になって考えるのがシナノケンシグループの強みです。お客様は理想の世の中をともに目指すパートナーであり、お客様からも私たちをパートナーと呼んでいただけるような力強い関係を築きたいものです。
シナノケンシは、パートナーとともに新たに紡ぎ出した発想から、新しい切り口、新しい見方で、期待を上回る提案力をもってお客様に応えようとしています。繭から紡ぎ出されたシルクが、予想を超える輝きを創り出すように...。お客様とともに温めた発想から、"お客様も気づいていない価値"を生み出せるように...。
(ブランド内容をおもに社内向けに説明するためのブランドブックから―)

3. シナノケンシの歴史

1918 故金子行徳の主唱により信濃絹絲紡績株式会社を創立
1962 産業構造の変化を予測し、電子部(モータ部門)を開設
1972 上田市に上田工場を開設しテープデッキの製造を開始
1973 社名をシナノケンシ株式会社に改称
1982 シナノケンシ・コーポレーションをロサンゼルスに設立
1993 ベルギーにプレクスターS.A.、シナノケンシ・ヨーロッパN.Vを設立
1995 中国広東省にモータ新工場建設
2014 シナノケンシ・ヨーロッパGmbHをドイツに設立
2015 生産拠点としてメキシコ工場を開設
2018 創立100周年

この発表に関するお問い合わせ

シナノケンシ株式会社 広報室 畑 典之
〒386-0498 長野県上田市上丸子1078
TEL:0268-41-1800(代表)
携帯:090-1535-2214(広報 畑)
FAX:0268-43-0010
E-mail:kouhou@skcj.co.jp

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