ASPINA 高圧タイプ 10kPaブロワ 量産開始
-2023年12月より標準シリーズ強化-

プレスリリース

2023年10月5日

ASPINA(シナノケンシ株式会社)は、2022年12月の5kPaブロワ販売開始に引き続き、2023年12月から医療機器向け10kPaブロワの量産を開始します。なお出荷は、サンプル品をご評価いただいたお客様から順次先行して行います。これにより、医療機器向け標準ブロワは2シリーズ展開となり、ASPINAは標準化戦略によって、医療機器最大の市場である米国に加えて、今後成長が見込める欧州、日本、アジア市場でのさらなる新規顧客の開拓、拡販を目指します。またASPINAでは、標準ブロワ以外にも、コンプレッサー、モジュール(複合製品)開発受託(ODM)の実績を伸ばしていくことで、医療機器メーカーとの協業やソリューション提供を通じて、患者のQOL向上や医療従事者の負担低減に貢献していきます。

医療機器向け10kPaブロワの外観画像 ASPINA「医療機器向け10kPaブロワ」

ASPINAは、医療機器分野へのモータ提供の長い実績がありますが、とくに2011年からMEビジネスユニットとして医療機器分野に絞った事業開拓に注力し、ブロワ・コンプレッサー・モジュールなどでおもに呼吸器系治療器の小型・軽量・静音化に寄与してきました。

標準ブロワは、5kPaブロワと10kPaブロワの2シリーズ展開となります。ASPINAの医療機器向けブロワは、患者の睡眠を妨げない静音性や、さらに顧客の製品設計の自由度を高めるための小型化を実現しています。

なお、10kPaブロワの想定用途としては、人工呼吸器用、高い流量で酸素を流して呼吸をサポートするハイフローセラピー(酸素療法)用、カフアシスト用などがあります。

医療機器向け展示会への出展予定

ASPINAは、医療機器向け10kPaブロワ等を、2023年では次の展示会に出展します。

  • アメリカ:AARC Congress 2023  会期:2023年 11月5日~8日
  • ドイツ:MEDICA/COMPAMED Trade Fair  会期:2023年 11月13日~16日

ASPINA医療機器向け10kPaブロワについて

特長

高効率・低騒音
ISOに基づき医療機器の生物学的評価及び生体適合性を確認中
本製品のISO13485認証取得予定

用途例

人工呼吸器用
高い流量で酸素を流して呼吸をサポートするハイフローセラピー(酸素療法)用
カフアシスト用など

量産開始

2023年 12月

医療機器向け10kPaブロワの外観画像。ブロワを手のひらに乗せた様子。ブロワの大きさを手のひらと相対的に表し、小型であることを示している。 ASPINA「医療機器向け10kPaブロワ」

補足

ハイフローセラピーとは

鼻カニューレ(管状の医療機器)から高流量の酸素を流す酸素療法。患者の吸気よりも高い流量で気体を供給することにより、呼吸をサポートし患者の負担を軽減します。高流量の酸素を供給すると鼻腔が乾燥し痛みが出るため、乾燥しないように加温加湿した酸素を投与します。

ISO13485とは

医療機器の品質管理システム構築のための国際標準規格。標準ブロワは、医療機器の内部で使われる部品ですが重要なコア部品の位置づけであるため、ASPINAではISO13485認証取得予定です。



[ASPINAとは]

本件に関するお問い合わせ先 

広報窓口(メディアの皆様からのお問い合わせ)
シナノケンシ株式会社 広報担当 畑 典之
〒386-0498 長野県上田市上丸子1078
Tel:0268-41-1800(本社)090-1535-2214(携帯)/ E-mail:pr@aspina-group.com

ASPINA 医療機器向け標準ブロワ のお問い合わせは…
シナノケンシ株式会社  MEビジネスユニット 白木・長島
Tel:0268-41-1833

*ASPINAコーポレートサイト
jp.aspina-group.com/